夏コミケに向けての準備および入場についての一考察

今回C102の前後で熱中症に関するコメントやポスト(つぶやきではないw)を目にする機会が多かった。熱中症で倒れた人も多いと聞く。「コミケは戦場」と煽り立てるつもりもないがそれ相応の準備をしないと自分自身の身に危険がおよぶだけでなくスタッフや他の参加者に迷惑をかけてしまう。今回自分が用意したものの中でも熱中症対策として持っていったものや入場の様子などを備忘録的につづっておくので(目に留まる人はほどんどいないと思われるが)参考になれば幸いである。

1,用意したもの
①飲み物
500~600mlペット2本+マイボトル(500ml)・・・保冷バッグに入れる
→ペットボトルは1本は凍らせ(A)1本は冷やすのみ(B)。Aがある程度溶けたところでBからAに注いておくとAが冷えているまま飲んだりできるので楽。
→マイボトルは直前に買ったのだがSNSでこれを見たのがきっかけ。

西館アトリウム1階青球付近にあります

これで水分補給が自販機購入以外の手段があることがわかったのでマイボトルにはスポドリ粉末を少量の湯で溶かしそこに氷をできるだけ詰めたものに。東館⇔西・南館の移動の際に立ち寄って補給。水自体はそれほど冷たくはなかったが水分を無料で補給する手段がビッグサイト内にできたということ自体が非常に大きい。氷だけ詰めたボトルを用意してここで水分を入れても十分冷たくなるのでペットボトルでなくマイボトルを用意するのもいいかも。(マイボトルの場合は処分できないというのは場合によっては困るかもなので自分の場合はペットボトル2+マイボトル1にした)
→コミケ後にいろいろ調べると水分を無料(or有料)で補給できるスポットが都内にかぎらずいろいろありマイボトル持参で補給もできるようである。(資源・環境保護の観点からマイボトル使用を勧める店舗も多い)コミケに限らずイベントや暑いときの外出は1本持って出るといいかもしれない。

②保冷関係
冷感タオル・冷感バンド
→水に濡らしたり冷蔵庫に入れることで接触部分の温度を下げる効果を持つもの。
→冷感タオルは水場で濡らして絞りそのまま首筋に巻いておくと首筋がそこそこ冷えて楽。
→冷感バンドは首にかけるもので前日に冷蔵庫に入れて冷やしたのだがビッグサイト到着時点ではあまり冷えていなかった。繰り返して使う分にはいいのだが他のタイプがあればそれを使ってもいいかも。
※国際展示場駅付近で配布されるグッズの中に冷感パウチがあったのでそれも使った。一時的ではあったがだいぶ冷えたので使えるときには使おう。

③消臭・制汗関係
ハッカ油
→夏コミで人数も前回より多く臭い対策は必須。自分は例年ハッカ油を使っていて腕や首筋、アゴ付近に散布し汗や臭いを防ぐ。ハッカなのでかなりスーッとするし散布した部分は結構冷えるし刺激されるがそういうものが嫌いでなければ個人的にはかなりおすすめ。トイレの個室を使う際にも散布して臭いを消すのにも役立つ(ただやり過ぎると次の人が使う際に大変になるので気をつけて)。
→普段使いもしている(梅雨~9月あたり)が周りに刺激臭が苦手な人がいたりする場合は部屋の中で使わないなどの配慮は必要(実際自分は職場で刺激臭が体質的に苦手な人がいるので部屋の外で使うなどしている)。
→自分は北見ハッカ通商が生産しているハッカ油を使用(秋葉原atre内三省堂書店に置いてあるが他でも扱いがあるかも)。小瓶なので持ち歩きもしやすくかさばらないという点でもおすすめ。ハッカ油自体はドラッグストアやスーパーでも最近は目にすることがあるので手にする機会は以前より多いかもしれない。
→C102はコロナ前のコミケ近くの人出になり、実際に汗の臭いが館内に漂い鼻につくことがここ数回のコミケに比べて多かった(実際に自分も相当汗をかいた)。今後もこれだけの人出(主催者発表で約13万人)があることを考えると消臭・制汗剤は特に夏コミには必須だろう。

④その他
帽子、ハンドタオル、塩タブレット、モバイルバッテリー
→熱中症対策として必要な帽子(←帽子があるだけでも体力の消耗度がものすごく違う!)や携帯のバッテリーが切れたときの対策でモバイルバッテリーなど。このあたりは外出するときに普段から携帯していることが多いが帽子は屋内イベントのときには意外と忘れがち。冬コミはともかく夏コミは帽子は必須。
→モバイルバッテリーは最近ではレンタルもあるので(コミケでも数か所ビッグサイト内にレンタルできる場所がある)人によってはレンタルでもいいかもしれない。

2、入場関係

→自分は両日とも午前入場のリストバンドを購入し1日目は東、2日目は西南から入場。待機列に到着したのは1日目が11:00頃、2日目は10:00過ぎだった。
→東待機列では12:15頃に移動開始、駐車場の外周を移動して東1~6/7,8ホールの間から東1~6方向に入るかたちでの入場となった。実際に入場できたのは12:40頃で実質2時間近く待つことに。
→西南待機列は10:40頃から移動が始まりTFTビル付近やプロムナードを蛇腹式で移動して正面エントランスへ。11:30頃にエントランスホールに入場。こちらは実質1時間30分程度の待機だった。
→今回東/西南両方から入場した身としては今回のパターンであれば西南から入る方が良いのではないかと考える。東は駐車場で待機することになり雨風や日差しをダイレクトに受けるので待機中にかなり体力を消耗する。西南はビルや木陰もありやりようによっては待機中の体力の消耗をある程度おさえることは可能であろう。
もちろん東にしても西南にしても水分や帽子などしっかり熱中症対策を取る必要があることは言うまでもない。
→入場場所にしてもコロナ期(C99/100あたり)と違って西南だからといって西/南館から入るというわけではなくエントランスホール入場なので東でも東1or4が初手ならば西南から入った方が人の混雑具合を考慮するといいかもしれない。
→到着時刻については2日目の10:00過ぎ待機列到着でも実際は11:30入場だったので午前入場の中で早めに入るのならばもっと早くビッグサイトについている必要がある。あとは抽選なので運頼みだがアーリー入場か。ここは入場料(アーリー5000円/午前1100円/午後500円)との兼ね合いにもなるので個人の価値観によるだろう。

【まとめ】
→入場自体は今回のような形式が今後のスタンダードになっていくと思われる。コロナ前は深夜待機が大きな問題になっていたが、コロナの影響でチケット制になった結果深夜待機がなくなったのは結果としていい形になったので(今回深夜待機が発生したのかは寡聞にして知らないが)今後もこの形になっていくだろう。C103からしばらくはビッグサイトの改修工事が入るとのことなのでC102のように全面展開にはならないとのことだが今後もできうる限りの人を受け入れる方向であろう。
→参加する側としては夏・冬で用意するものは違ってもその時々の状況や自身の体調等に合わせて準備をきちんとして向かうのが結局は最善の手段である。冒頭にも述べた通り「コミケは戦場」という気はないが(←自分自身がこう思ったりするのは構わないにしてもわざわざ他人に押しつけたり脅すのは適当ではない)、ろくな準備もせず行って倒れて自分も楽しめず周りに迷惑もかけて・・・というのは本末転倒である。(今回歩き回っていて準備しているのかな?と思われる人を結構見かけた)今後もコミケを楽しむためにはきちんと準備をしておきたいものである。

おつかれさまでした

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